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寝だめは睡眠不足を悪化させる

今日のブログを担当します森下です。

 

 前回の睡眠不足症候群に引き続き寝だめについてお話しさせていただきます。

 

 睡眠不足が続くと大体の方が休日に一気に解消しようとします。

これがいわゆる寝だめです。

 実は寝だめは睡眠不足を悪化させてしまいます。

 

 体内では生体リズムの調整と睡眠作用を持つホルモンのメラトニンが分泌されています。

 

メラトニンは起床後に日光を浴びると分泌が減少し、16時間後に再び分泌量が増加します。つまり、起床後から16時間経たないと眠たくならないとも言えます。

 

 寝だめをしてお昼頃に起床したとすると、スムーズに眠れるのは翌日の午前4時頃になります。こうなると睡眠の質が下がり睡眠不足となり慢性的な眠気に襲われる事になります。

 

お金のように睡眠は貯金する事は出来ません。

すなわち寝だめは意味が無いことをさします。

しかし、寝不足という借金は背負う事になりますので、その借金を後の睡眠時間の延長で返済する事は出来ます。

 

この返済も生体リズムを考えると1日2時間くらいが限度となります。

 平日1時間の寝不足をしたとしましょう。

 合計5時間の睡眠不足となります。

これを週末の2日間で解消しようとしても最大4時間分しか消化できません。

 解消出来ない睡眠不足は借金し続けた状態になります。

さらに寝だめをする事により生体リズムも崩れる事になり、睡眠の質も悪くなり慢性的な睡眠不足に陥ります。

 

しかも、睡眠不足症候群には治療薬はありません。治療方法は就寝時間を早める事となります。しかし、長年の生活習慣を変えるのは容易ではありません。

 

まずは起床時間、就寝時間をノートなどにまとめてみて、ご自身の生活リズムがどの様になっているのかから始めてみては如何でしょうか?

また、お仕事や家事でご自身の努力だけでは改善出来ないケースもあります。

その様な場合は周りの方々にも協力して頂き生活環境の改善をはかってみてください。

 

よく、周りの人はやっている、そんな事をするのは贅沢だ、気がひける、まだ我慢できる、時間が無いなどのご意見を頂きますが、お仕事をするにしろ家事をするにしろ、健康的な身体があって初めて出来る事になります。

 身体の不調を我慢し続けた先に何か得るものはあるのでしょうか?

 

 普段からご自身の事に興味を持ち、もっと目を向けて、自分の体調管理をご自身でもやる意識改革も必要です。

 

これを機に、今一度普段の生活習慣を振り返ってみてはいかがでしょうか?

 

 睡眠時間、生活習慣に問題が無く睡眠不足にお悩みの方は今お使いの寝具に問題がある可能性もあります。

 当院ではオーダメイド枕の作成や姿勢改善をして睡眠の質を向上させるアプローチもしていますので、お悩みの方は気軽にご相談ください。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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