ヤバい!!急に肩が上がらへんくなった!
夜中に突然の痛みで目が覚める、腕が上がらない…そんな経験はありませんか?
加齢とともに身体には様々な変化が現れます。名前の響きが何となくいや~な四十肩・五十肩もその一つ。
この記事では、あなたの肩の悩みを解決する糸口となる情報を集めました。
少しでもお役に立てると幸いです。
【そもそも四十肩・五十肩ってどうしてなるの?】
結論から言うとわかりません!!絶対にこれが原因というのがないんです。
は?って感じですが恐らくこうなんやろうなというものはあります。
それは肩周りの筋肉や腱、関節の炎症や劣化が考えられます。加齢とともに筋肉や腱が硬くなり、肩の動きが制限されてしまうことが主な要因です。これが、痛みや肩の可動域の制限に繋がります。
何でも加齢加齢老化老化、、、嫌になりますが、最近では若い方にも同じ兆候が見られることもあります。
【主な原因】
- 肩関節の複雑な構造
肩関節は、人間の体の中で最も可動域が広く、複雑な構造をしています。そのため他の関節に比べて損傷しやすく痛めやすいと考えれています。
- 生活習慣
猫背や不良姿勢、運動不足、ストレスなども、肩の血行不良を引き起こし、四十肩・五十肩の発症リスクを高める可能性が指摘されています。
- 筋肉の柔軟性低下や使いすぎ
加齢に伴い、筋肉や腱の柔軟性は自然と低下や逆に 特定の動作を繰り返す仕事やスポーツをしている人は、肩関節に負担がかかりやすく、炎症を起こしやすくなる可能性があります。
【四十肩・五十肩の症状】
★急性期★ 肩を動かすたびに鋭い痛みが生じ、特に夜間に痛みが強くなることが多いです。
対処法 この時期は炎症があるため無理な動きは控えてください。
1,安静 まずは肩を動かさないように安静にすることが重要です。無理に動かすと炎症が悪化し、痛みが強くなる可能性があります。
2、冷罨法 氷嚢などで冷やすことで炎症を抑え、痛みを軽減することができます。1回15~20分程度を目安に行いましょう。
注)何度も冷やし過ぎると凍傷になる恐れがあるため自分で腕を触り段々とご自身の触った感覚が戻ってから再度冷罨法をする事をおすすめ致します。
3、鎮痛消炎剤 医師の指示のもと、市販の鎮痛消炎剤を使用することも有効です。
4、湿布 冷感タイプの湿布薬を使用することで、痛みを和らげることができます。
5、固定 医師の指示があれば、腕を固定するサポーターを使用することもあります。
6、しっかりとした睡眠 睡眠は体を回復するために必要な時間です。この時間をしっかりとれるように寝るときに痛む肩を高くして寝たり、枕を工夫したりすることで、痛みの軽減を図ることで回復を促すことができます。しっかり睡眠環境を整えてください。
※夜間痛は特に睡眠障害や身体の回復タイムの妨げになりますので睡眠環境を配慮してください。
★凍結期★ 肩の痛みはやや和らぎますが、肩が硬くなり、動かす範囲が狭くなります。
対処法 この時期は炎症も緩和し硬くなった筋肉や健や関節などにアプローチし可動域制限を緩和する事をおすすめします。
但し、この時期にご自身で無理に動かしたり、揉みすぎて炎症が起き再度急性期に逆戻りになる場合もありますので十分ご注意してください。
1、運動療法
専門家による指導のもと、肩関節の可動域を広げるための運動を行います。
自宅でも、医師や専門家の指示のもと、簡単なストレッチや運動を行うことができます。
2、温熱療法
温めることで血行が促進され、筋肉がリラックスし、関節の動きがスムーズになることがあります。
湯船に浸かる、温湿布を貼るなどが一般的です。
★回復期★ 痛みは軽減し、少しずつ肩の動きが戻ってきます。
この時期も同様 運動療法と温熱療法をおすすめ致します。
◆ここからが大切です◆
ここまではよくある話ですが、一番お伝えしたいことは『もう痛くなくなった!だから治った』と思いそのまま放置される方がいます。
日常生活は遅れるから問題ないと放置しがち、、、ですがしっかりと元の肩に戻さないと早い方で半年後に再発する可能性があります。
多くの人は、自分の肩が本来どういう状態だったか覚えていないことがほとんどです。痛みが出る前の肩の可動域や筋肉の柔軟性など、痛くなる前の記憶している人は少ないでしょう。
だからこそ、ただ元の状態に戻すのではなく、再発しない身体づくりが大切です。もし今痛みがなかったとしても、それを自分で判断するのは難しいかもしれません。痛みがあった記憶が強く残っているので、今の状態がベストなのかどうか分かりづらいんです。
この病気は決して侮ってはいけません。私が今まで診た方では、先に左肩、その後立て続けに右肩を痛めた方、せっかく痛みがなくなったのも関わらず、そのまま放置して半年後に来院された方もいます。今の肩の状態に痛みや不安なことがあれば一人で悩まずに、まずはかかりつけ医や地域の医療機関に相談してみませんか?
専門家の意見を聞くと身体も心も少しは楽になると思いますよ☆
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