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なおや鍼灸院・整体院

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満月の夜は、眠りが浅くなる?

月と睡眠をめぐる、ちょっと意外な研究

9月になると、少しずつ夜が過ごしやすくなってきます。

虫の声を聞きながら、夜空を見上げる

そんな季節ですね

今年、2026年は9月25日が「中秋の名月」

そして、その2日後の9月27日が満月です

実は今年は、昔から親しまれてきた「中秋の名月」と、天文学的な「満月」が2日ずれています。

そんな月を眺めながら、今日は少し変わった話を「満月の夜って、眠りが浅くなるの?」

昔から、「満月の夜は眠れない」「なんとなく寝つきが悪い」そんな話があります。

もちろん、昔から言われているからといって、それが科学的に正しいとは限りません。

ところが――

実際に、月の満ち欠けと睡眠を調べた研究があります。

しかも、

「ちょっと気のせいかもしれませんね」

では終わらない結果が出た研究もあります。


「満月と睡眠」を調べた研究がある

2013年、スイスの研究チームが、月の満ち欠けと人間の睡眠について研究しました。

すると、満月の時期には、深い睡眠に関係する脳波活動が約30%低下。

さらに、

  • 寝つくまでの時間が約5分長くなる

  • 睡眠時間が約20分短くなる

  • 本人が感じる睡眠の質も低下する

という結果が報告されました。

「満月だから眠れない」と単純に言える研究ではありません。

でも、月の満ち欠けと睡眠に、何らかの関係がある可能性を示した研究だったわけです。

しかも面白いのは、この研究では、参加者は月を直接見ることのできない睡眠研究室で測定されていました。

つまり、「満月だから月明かりがまぶしくて眠れなかった」だけでは説明しにくい結果だったのです。


さらに別の研究でも

2021年には、アルゼンチンの先住民コミュニティと、アメリカの大学生を対象にした研究が発表されています。

こちらでは、満月の前の数日間に、寝る時間が遅くなり、睡眠時間が短くなる

という傾向が確認されました。

しかも、電気をほとんど使わない環境だけではありません。

都市部の大学生でも、同じような月周期との同期が確認されています。

「月明かりだけが原因なのだろうか?」

という疑問が出てくるところです。


じゃあ、本当に「満月=眠りが浅い」なの?

ここは少し冷静に見ておきたいところです。

実は、このテーマ

研究結果が全部一致しているわけではありません。

2015年の研究では、205人の健康な参加者を調べましたが、月の満ち欠けによる睡眠への明確な影響は確認されませんでした。

一部の性別による違いは見られましたが、研究者は「月の影響については限定的な証拠」としています。

また、2014年の論文でも、それまでの研究結果には違いがあり、月と睡眠の関係については、まだ結論が出ていないとされています。

つまり、「満月の夜は必ず眠りが浅くなる」という話ではありません。

正確には、

「月の満ち欠けと睡眠の変化には関係がある可能性を示す研究がある ただし、研究結果にはばらつきがあり、まだ研究途上」

というのが現在のところです。


ここが、今回いちばん面白いところ

では、なぜ月と睡眠に関係があるのでしょう?

実は、まだはっきりした答えは分かっていません。

ひとつ考えられているのが、「光」です。

満月の前後は、夜の早い時間帯に月明かりが強くなります。

私たちの睡眠は、光の影響を受けます。

夜に明るい光を浴びれば、眠気が出るタイミングにも影響します。

そのため、月明かり → 夜間の活動時間 → 寝る時間 → 睡眠時間

という流れが考えられます。

2021年の研究でも、月明かりがある時期に睡眠開始が遅くなり、睡眠時間が短くなることが確認されています。

ただし、「月の光だけが原因」と決まったわけではありません。

ここが、この研究の面白いところです。


「満月だから眠れない」と決めつけない

ここまで読むと、「じゃあ、満月の日は寝不足になるんだ」と思うかもしれません。

でも、ちょっと待ってください

同じ満月の夜でも、よく眠れる人もいます。

逆に、満月とは関係なく眠れない日もあります。

たとえば、

  • 最近寝る時間が遅くなっている

  • 夜までスマホを見ている

  • 仕事のことを考えながら布団に入る

  • 夕方以降にカフェインをとっている

  • 疲れているのに頭だけ冴えている

  • 休日になると起床時間が大きくずれる

こんなことでも睡眠は変わります。

だから、「今日は満月だから眠れない」と決めつけるより、

「そういえば最近、自分の睡眠はどうなんだろう?」

と見てみるほうが面白い。


月を「身体を見るきっかけ」にしてみる

満月そのものをコントロールすることはできません。

でも、自分の睡眠を観察することはできます。

たとえば今夜寝る前に、

「今日は何時に眠くなった?」

「布団に入ってから、すぐ眠れた?」

「夜中に目が覚めなかった?」

「朝起きたとき、ちゃんと眠った感じがある?」

そんなことを少しだけ見てみる。

そして翌朝、「昨日と比べてどうだった?」と考えてみる。

これだけでも、自分の身体の変化に気づくきっかけになります。


健康寿命を考えるなら、「特別な1日」より「普段」を見る

満月の日に特別なことをする必要はありません。

むしろ大切なのは、

普段の睡眠がどうなっているか。

睡眠は毎日のことだからです。

月の満ち欠けは約29.5日の周期で繰り返されます。

その中で、

「自分はどんな時期に眠りにくいのか」

「季節によって変わるのか」

「仕事が忙しい時だけなのか」

「寝る時間が遅くなった時なのか」

そうやって自分の身体を観察していく。

すると、「眠れない」という一つの現象だけを見るのではなく、

自分の生活と身体の変化のつながりが少しずつ見えてきます。

健康寿命を延ばすというのは、何か特別な健康法を一度だけ頑張ることではありません。

こうした小さな変化に気づき、自分の身体を知り、その時々で生活を調整していく。

その積み重ねも、大切な一つだと思います。


今夜、月を見ながら考えてみてください

もし今夜が満月だったら、「満月だから眠れないかな?」ではなく、

「今日の自分は、どんな眠りになりそうかな?」と考えてみる。

そして、明日の朝

自分の身体がどうだったかを少しだけ観察してみる。

もしかすると、月のことよりも、自分自身の身体のほうが、面白いことを教えてくれるかもしれません。

満月と睡眠

「へー、そんな研究があるんだ」

と思った方もいれば、

「前から知ってた」

という方もいるかもしれません。

では次は、「朝起きたときの疲れ」と「睡眠時間」は、本当に同じものなのか?

このあたりを見てみると、また少し面白いことが見えてきます。

 

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