天王寺区・JR天王寺駅徒歩3分 頭痛・肩こり・疲労の原因分析・食いしばり専門院 

なおや鍼灸院・整体院

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 NHKの放送をきっかけに、身体の中で起きていることをやさしく解説します

 

先日、NHKで「炎症ドミノ」という言葉が紹介されました。

タイトルは少し強く感じるかもしれませんが、私が大切だと思ったのは、熱中症を脱水だけの問題として見ない視点です。

整体の現場でも、夏になると

  • 強いだるさ

  • 頭の重さ

  • 首肩のこわばり

  • 食欲低下

  • 寝ても回復しない感覚

を訴える方が増えます。

もちろん、すべてが重症熱中症ではありません。

ただ、「身体は暑さに対して想像以上に大きな仕事をしている」ということは、多くの方に知ってほしいと感じています。


 

「炎症ドミノ」は正式な病名ではありません

まず大事なことをお伝えします。

「炎症ドミノ」は、熱中症の重症化をわかりやすく説明するための表現です。

専門的には、

  • 細胞ダメージ

  • 炎症性サイトカイン

  • 血管障害

  • 腸管バリア破綻

  • 多臓器障害

といった流れで説明されます。

難しく見えますが、今日はドミノ倒しのイメージだけ持ってください。


 

ドミノの1枚目は「暑さによる細胞の疲労」

炎天下や高温環境が続くと、身体は体温を下げようと必死に働きます。

その時、

  • 水分が失われる

  • 血流が変化する

  • 細胞に負担がかかる

ということが起こります。

ここではまだ、「少し疲れた」程度に感じることもあります。


 

2枚目:身体が「異常だ」と気づく

傷ついた細胞は、免疫に向かって

「ここでトラブルが起きています」

という信号を出します。

すると炎症反応が始まります。

炎症は本来、悪者ではありません。

傷を修復するための大切な反応です。


 

3枚目:炎症が広がり始める

問題は、炎症が強くなりすぎた時です。

すると、

  • 血管の内側が傷つく

  • 血液の流れが悪くなる

  • さらに細胞が傷つく

という連鎖が起こります。

ここでドミノが次々に倒れ始めます。


 

4枚目:腸も影響を受ける

意外に感じるかもしれませんが、重い熱ストレスでは腸も影響を受けます。

腸のバリア機能が弱くなると、本来は腸の中にとどまるものが体内へ入りやすくなり、炎症をさらに強めることがあります。

つまり、

暑さ → 炎症 → 腸 → さらに炎症

というループができることがあります。


 

5枚目:なぜ「寝れば治る」が危険なことがあるのか

ここがNHK報道で強調されていた点です。

熱が下がっても、体内の炎症がすぐに消えるとは限りません。

「少し楽になった」

と感じても、身体の中では回復途中ということがあります。

もちろん、多くの軽い熱疲労は休息で改善します。

ただ、

  • 水分が飲めない

  • 強いだるさが続く

  • 意識がぼんやりする

  • 吐き気が強い

場合は、「一晩寝れば大丈夫」と自己判断しないことが大切です。


 

私が整体の視点で注目したいのは「黄信号」

重症になる前には、こんなサインが出ることがあります。

黄信号

  • 強い疲労感

  • 頭痛

  • 吐き気

  • 集中力の低下

  • 首肩の強いこわばり

  • 呼吸が浅い感じ

これらは「ただの肩こり」と区別が難しいこともあります。

だからこそ、夏の不調は身体全体で見ることが大切です。


 

予防は「我慢」ではなく「ドミノを倒さないこと」

ここで大切なのは、怖がりすぎることではありません。

私が意識したいのは、最初の1枚を倒さないことです。


 

今日からできる5つのこと

のどが渇く前に水分をとる

一気飲みではなく、こまめに。

 

② 暑熱順化を意識する

涼しい時間に軽く歩く、入浴で汗をかくなど。

 

③ 睡眠を削らない

回復の時間を確保する。

 

④ 冷房を使いながら、冷やしすぎない

温度差を大きくしすぎない。

 

⑤ 胃腸を疲れさせすぎない

冷たいものの連続を避け、食事リズムを整える。


 

「炎症ドミノ」は、身体をつながりで見る考え方

この話は、熱中症だけの話ではありません。

私はここに、原因分析メソッドの「身体の見方」と共通するものを感じています。

  • だるさだけを見る

  • 頭痛だけを見る

  • 肩こりだけを見る

のではなく、

その前に身体で何が起きていたか

を見ること。

暑さ、睡眠、呼吸、胃腸、血流、筋肉

身体は全部つながっています。


最後に

夏の不調を、「気合いで乗り切る」時代から、

身体のサインを早く理解する時代

へ変えていくことが大切だと思います。

もし最近、

  • 寝ても回復しない

  • 夏の疲れが長引く

  • 首肩や顎のこわばりが強い

  • 胃腸の不調もある

という場合は、症状を別々に見るのではなく、身体全体のつながりを一度整理してみてください。

身体には理由があります。

そして、その理由を知ることが、重症化を防ぐ第一歩になることもあります。

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